イベントレポート

関西若手起業家ピッチコンテスト vol.2 (2/3)

2019/8/5 billage OSAKAにて「U-25 kansai pitch contest vol.2(関西若手起業家ピッチコンテスト)」が開催され、8名の起業家が登壇しました。後半4名のイベントレポートです。

登壇者

ピッチ後半戦がスタート

司会:ここまでで前半4名のピッチが終了しました。ここからは後半戦と参りたいと思います。
それではArchiTech株式会社代表の伊藤拓也さん、よろしくお願いします。

#建築学生のための学習&就職支援サービス

伊藤拓也 氏:「愛される建築を、テクノロジーの力で。」ArchiTech株式会社代表の伊藤拓也です。よろしくお願いします。

まず、私の自己紹介から初めさせていただければと思うんですけれども、私は京都大学で建築を学んだ後に、そのまま同大学院に進学し、現在は休学しながらArchiTechの経営を行ってます。
私のことは今日、「建築バカ」とぜひ覚えていただければと思うんですけれども、とにかく建築が大好きで、在学中に建築家の安藤忠雄さんの事務所でインターンをしたり、大学図書館の改修プロジェクトのリーダーを務めたりという経験をしてきました。その後、起業しながら、さまざまな企業とお話をすることも多くありました。

建築業界はとにかくITに弱すぎる……

その中で感じたのが、やっぱり建築というのはとにかく「ITが弱過ぎる」ということです。
ITが弱いということによって、業界が直面している課題としては、非効率な業務による劣悪な労働環境。これは例えば他の業界がITをうまく導入して生産性を伸ばしていく中で、建築業界だけはここ25年間、ほぼ同水準で来てしまっているというようなデータがあったりします。そして、これから直面するであろう課題としては、他分野で発展してきているIT技術との連携です。

業界がこのままITを受け入れる体制をうまくつくれないと、自動運転やドローンやAR/VRといった様々な新技術と手を取り合うことなく、どんどん取り残されていってしまうことが予想されます。
こうしたIT化が進んでいかないことの根本原因は、結局、人がいないんですね。そこで私たちが提供しているサービス「BEAVER(ビーバー)」があります。

建築学生向けのITスキル習得サービス

この「BEAVER」というサービスですが、ターゲットは私みたいな「建築バカ」です。とにかく建築が大好きで、設計を仕事にしたいと考えている人たち。
プログラミングが大好きでエンジニアになってるような人たちと同じような人種だと思っていただければわかりやすいかと思うんですけど、ただ彼らの頭の中は結構不安でいっぱいで、「ほんとに設計で食べていけるのか」「結構仕事がハードな割に給料少ないって聞くけど大丈夫か」みたいな不安があります。
そこで、「自分自身の市場価値を高めていきたい」、あるいは「自分が望む仕事の働き方ができるような力を手に入れたい」と思っているような人たちが、私たちのサービスのターゲットになります。

では、サービスの内容を具体的に見ていきましょう。「BEAVER」の中には3つのサービスがありまして、1つ目は建築ITスキルのイーラーニングサービス「BEAVER STUDY(ビーバー スタディ)」。2つ目に設計作品の共有サービス「BEAVER SHARE(ビーバー シェア)」。そして3つ目が人材マッチングサービスの「BEAVER WORK(ビーバー ワーク)」です。
これら3つのサービスのつながりをもう少し深く見ていくために、ユーザーの体験を一緒に追っていきましょう。

まず初めにユーザーが訪れるのは、作品共有サービスの「SHARE」になるんですけれども、この時点ではユーザーは投稿された作品を閲覧するだけです。投稿されている作品を見ていく中で、「こんな作品を自分もつくれるようになりたいな」と思ったときに用意されているのが、イーラーニングサービスの「STUDY」。ここでユーザーはさまざまなITスキル習得していくことで、自分自身の市場価値を高めていくことになります。

ユーザーは次の段階に進みます。また「SHARE」のほうに戻ってくるんですけれども、作品を見るだけだったところから、今度は投稿する側にユーザーは回ります。そして、最終段階「SHARE」に投稿してきた自分の作品というのは、その人のポートフォリオ、つまり、作品集になっていって、それをもとに企業とのマッチングを行っていきます。そして、ユーザーは自分の望む働き方を手に入れます。

一旦、ここで最初の話戻りまして、今、建築業界が抱えてる課題というのをもう一度思い出してください。今現在、直面している課題と、これから直面していくであろう課題です。これらを解決するために、「BEAVER」のサービスを少しずつ発展させていきます。
まず、直近の動きとしては、「BEAVER」は既に稼働しているサービスなんですけれども、そのターゲットとしては建築学生です。完全に建築学生に特化したサービスとして、動かしています。

サービスの内容としては、「BEAVER STUDY」のイーラーニングのコンテンツは業務効率化のためのCADソフトと呼ばれるものであったり、あるいはそれの発展形であるBIMソフトと呼ばれるもの、これらに絞っています。
マッチングについては対学生なので、インターンのマッチングであったり、あるいは新卒の紹介であったりといった形になります。

時代の流れに応じて、中身を柔軟に変化

マネタイズについては、基本的にマッチングの成果報酬で取っていく形になるんですけれども、この場合の市場規模はおよそ240億円という試算が出ています。続けて、次の展開として、学生だけでなく社会人にまでターゲットを広げていきます。その際に、サービスのコンテンツとしては、先ほどCADとBIMという建築の効率化のためのソフトを扱っていたんですけれども、それ以外の建築が押さえておかないといけないほかの分野のIT技術というのも学べるようにしていきます。そして、マッチングのところでは、先ほどのインターンと新卒に加えて、転職ということも扱っていきます。そうすると、市場規模が先ほどのおよそ2.5倍の620億円というところまで膨らみます。

時代の流れに応じて、サービスの仕組みは最初にお伝えしたものをそのままに中身だけをこのように柔軟に変化させていくことで、これからの5年間でこのような成長を見込んでいます。
「愛される建築を、テクノロジーの力で。」
「BEAVER」のサービスを通じて、より一層の建築業界の発展に貢献していきます。ありがとうございました。

(会場拍手)

司会:伊藤さん、ありがとうございました。

#オンラインでの学習教育サービス

辻大貴 氏:FreeStudy(フリースタディ)の大貴です。ありがとうございます。
今日は何について紹介していくかというと、「FreeStudy」で実現したい社会について、ちょっと解説していきたいと思います。

因子分析やディープラーニングを使った教育システム

そもそも「FreeStudy」って何なのかということですが、これは理数特化のAI教育システムのことを言います。映像授業だったり確認テスト、あとレベル別問題集だったり、AI分析なので、短時間で効率的に学習ができる、というふうな教育システムになっています。
実際、どういうAIを使っているのかというと、因子分析だったり、よく聞かれるようなディープラーニングというものを使っています。

因子分析というのは、個人の正答率や正解数を踏まえて、間違いやすい問題群を発見します。そして、その問題群に対して、生徒さんに対して問題を出す。例えば、分数が弱いならば、分数の問題を出してあげて、効率的に学習してもらおうというシステムです。

全ての人が教育を平等に受けれるような社会

そして、ここから本題になるんですけども、実際、AI学習やプログラミング学習の教育というのは誰がやろうと思っても簡単にできるんですよ。1年ぐらい勉強すれば、誰だってできるんです。ただ、僕がなぜこれをやりたいのかと言ったら、「全ての人が本当に平等に教育を受けることができる社会なのかな」というのがあるんですよ。

というのも、僕の地域というのは、生活保護はいて当たり前だった地域だったんです。「勉強? えっ? お金要るじゃん、できないじゃん」。例えば、塾へ行くためにたった1万円でさえ払うことができなかったんです。そして、もちろんお金持ちの友達もいました。そのお金持ちの友達というのは、簡単に10万、20万払って、質が高い教育を受けてたんですね。たったそれだけの差、お金だけの差で、受ける教育というのは変わってたんです。それっておかしくないのかなというところから始まりました。

実際、それなら学校で勉強すればいいと思うかもしれないんですけども、僕たちの地域というのは、ヤンキーがいて当たり前、学級崩壊が当たり前。そして、先生が鬱になって当たり前。そんなとこで勉強するのって不可能なんですよね。もちろん、世の中そういう地域ばかりではないと思います。ただ、そういう地域もあるということなんです。おかしいと思いませんか。本当に平等ですか。

僕は平等にするために、この「FreeStudy」というものを通して、全ての人が教育を平等に受けれるような社会をつくりたいと思ってます。
実際、僕はこれやるために人生を賭けるという覚悟です。中2のときからずっと思っていて、もうここからは思いの話になっちゃうんですけど、これがやりたくて8年間生きてきました。そして、これやるためにプログラミングやAIを学習してきました。

次の世代に少しでも、いい学習環境を整えていきたい

今年の5月1日にアルファ版を提供したんですよね。それが約600ユーザーの人に使っていただいていて、今年までに約2,000ユーザーの人に使ってもらう予定になっています。

次の世代に少しでも、いい学習環境を整えていきたいと思っています。もしも自分の子どもやお孫さんに自由な学習環境がなかった場合、どうでしょうか。
「自分の子供はいい教育を受けさせてあげたい」と思うはずです。じゃあ、すべての人がそういうふうな環境であるべきだと思うんですよね。それを僕は提供していきたいと思います。

繰り返しになるんですけども、こういう提供を僕はしていきたいということでした。
以上、FreeStudyの大貴でした。ありがとうございました。

(会場拍手)

(会場拍手)

司会:辻さん、ありがとうございます。

#データ分析による農業最適化支援アプリ

坪井俊輔 氏:よろしくお願いいたします。SAgri株式会社の坪井と申します。
我々は「途上国の低所得農家を支援する」、そういった目的を持って創業いたしました。

農家人口の80%が資金調達に困っている

世界には人口が75億人存在しますが、うち3分の1は農家でございます。そのうち、農家の約80%は、実は資金調達で困っております。彼らの融資の平均金利というのは、大体インドの場合ですと、30%~50%、非常に高い金利で借りています。

なぜこのような状況が起きているか。それは現地の金融機関が途上国農家に対して貸し出す際に、返済原資となる収穫の不確実性、不透明性が原因です。それによって融資ができない状況が起きています。これらを解決するために私たちは、インド側でマイクロファイナンスソリューションをつくっております。

農地評価を行い、融資額を提案するアプリ

私たちのアプリケーションを通じて、農家や農家の支援団体が、農家の情報、農地の位置を入れるだけで、彼らの農地を評価し、スコアを出し、貸し出せる上限というものを提案する。それで、「マイクロファイナンスを受けたい」となったら金融機関とマッチングする、そういったアプリケーションです。

私たちは、天候情報、正規化差植生指数などの他の企業がやっているようなデータも使っておりますが、特に特徴的なのが土のデータを見ているところが私たちの強みです。
私たちは、その土それぞれが、よい土か悪い土かを見分けることができ、その土が悪い土であったとしても、よい土をつくる提案をすることができます。

では、よい土とは何なのか。それは生物性、物理性、化学性という3つの指標で優れている土がよい土とされます。これを図る手段が、土壌分析です。
しかしながら、1分析当たり3,000円~1万5,000円と高額な土壌分析は、途上国のマイクロファイナンスで使うことはできません。

そこに私たちは人工衛星を掛け合わせました。人工衛星は、土のデータをとることができます。腐植含有量という指標をとることができ、このように1枚ごとをマッピング化することができます。

まず、農地全域にマッピングを行います。この腐植含有量とは先ほどの、生物性、物理性、化学性という指標を総括する指標であり、ここの相関分析を行っております。

プロセスはこうです。私たちはこの衛星データの土壌解析を通じて、このようなマッピングをし、部分的な土壌分析をかけます。このようにピックアップしまして、それによって、生物性、化学性、物理性の指標、総微生物量やNPK、PH、そして土壌水分量などの指標をこのようなマクロデータをもとに供給します。そして、この採取した土壌分析データをほかの農地に配分することによって、総合的な全体のマップを形づくっていきます。これによって、1枚ごとの土壌分析をせずとも、1枚ごとの仮想的な土壌分析データを得ることができます。

私たちはこのミクロデータである土壌診断、マクロデータである人工衛星を掛け合わせ、時間軸とともに1つのデータベースをつくります。このビッグデータこそが農地1枚ごとの評価、いわゆるスコアリングにつながり、その評価軸をマイクロファイナンス機関だけでなく、ほかのインシュランス・カンパニーであったり、あるいは農業機関であったり、あるいは直接農家へ供給するなどを行っています。

私たちは最初のターゲットは、現地の金融機関に対して、このデータを供給し、低金利融資を農家に対して提供します。その成功報酬として、私たちは数%の利益を得る。そういったビジネスモデルをつくっております。

万が一、途上国農家の農地が悪いという評価がされた場合でも大丈夫です。私たちがこのアプリケーションを通じて営農情報、その土に合った最適な農作物の選定や、肥料を用いた土の入れ替えをすることによって、最終的にこのサイクルが回るようにいたします。それによって、農家からも成功報酬をいただく。そういったビジネスを構築しております。

誰もが農業に参画できるように

我々は、インド、バンガロールに今年の4月より拠点を構え、グローバルに活動してるベンチャーです。この市場は、インドのマイクロファイナンス市場だけで年間4兆円あり、そして、世界で見ると25兆円ある非常に大きな市場でございます。ここに私たちはチャレンジしようとしております。

5年後、私たちは農家数1,000万、流通総額2,000億円の流通高を見込んで、この計画を進めております。

我々のチームは、日本、インドに点在し、グローバルに活動しております。最終的に、皆さんでも農業できる状態、いわゆるデータの構築によって、誰もが農業に参画できる、そういった状態をつくります。

また、先日、Singularity Universityに日本人3人目として選ばれまして、グローバルの促進をしていきたいと思っております。以上で、SAgriのプレゼンテーションを終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

(会場拍手)

司会:坪井さん、ありがとうございました。

#外国人旅行者と現地ガイドのマッチングサービス

久保駿貴 氏:こんにちは、GUIBO(ガイボ)代表の久保駿貴です。今現在、岡山大学の3年次に在学しております。それでは始めます。

日本は観光資源であふれています。しかしながら、日本の言語インフラは諸外国と比較して整っておらず、外国人は情報不足により日本のディープな魅力にたどり着けていません。
一方、日本は島国なので、他言語ネイティブが少なく、日本人は生きた言語に触れる機会が多くありません。

旅行者とガイドマッチングサービス

私はここに着目し、ディープな日本を楽しみたい外国人と、生きた言語に触れたい日本人のニーズをマッチングさせたサービス「GUIBO(ガイボ)」をリリースします。
GUIBOが提供するサービスは2つ、1つ目は多人数向けの弊社が作成する地域の定番ツアー。2つ目は、少人数向けのガイドがつくるオリジナルツアーです。

言語能力や初めてのガイドに不安がある方には、お供ガイドとしてツアーに参加することも可能としています。
旅行者は気になるツアーがあれば、パスポート画像とメールアドレスだけを入力し、あとは当日、ツアーの集合場所に行くだけでオッケーです。

実は、このような現地ガイドが提供するサービスは、既に存在しています。では、「GUIBO」がこれらの企業と決定的に違う点、それは旅行者の決済方法が前払いではなく、サービスの満足度に応じたチップによる後払い決済であるということです。

では、まずその理由について。現地ガイドサービスと同様のCtoCであるメルカリは、価値のわかりやすい物を取り引きし、ココナラではプロが提供するサービスを取引しています。
しかし、現地ガイドサービスは学生などのノンプロが提供する、サービスのクオリティーにばらつきのあるCtoCです。市場に適切な価格でサービスを提供し、ガイドの取り合いや不毛な価格競争に巻き込まれないために、後払い決済が有効になります。

また、ガイドがチップしかもらわない。つまり、「GUIBO」は基本的には無償でのコミュニティーサービスであることにより、留学生や在日外国人の方が労働許可証をなしにチップでの収入を得られ、日本人学生にとっては年間103万の課税対象所得に含まれない所得を得ることもできます。

チップによる後払い決済にすることでガイドの収入を確保

続いて、後払い決済によるガイドの収入についてです。プレツアーを38回行ったところ、ガイドの平均時給は861円となりました。この検証から言えることは、チップ文化の根づく海外からの旅行者をターゲットとしたチップサービスは、日本でも成立するということです。
さらに、チップ決済にすることにより、旅行者の利用ハードルを下げ、業界最大手Huber.(ハバー)の12倍の旅行者の利用を見込んでいます。

決済の流れについては、ツアー終了後、旅行者はガイドの前でオンライン決済を行います。決済料金は、ガイドの移動料金と施設利用料をツアー参加者で割った金額と、「GUIBO」プラットホーム利用料。それから、ガイドへのチップの合計になります。

ツアー終了後、ガイドの目の前でチップ額を決めることにより、ガイドの収入を確保しやすくし、オンライン決済を行うことで旅行者が換金する負担をなくし、現金を受け取る、渡すといった心理的な負担も軽減しています。

ガイドのターゲットは日本人学生、留学生、在日外国人とし、安全対策として、旅行者の人数、性別による検索フィルター、相互評価などにより、事故を未然に防ぎます。
さらに、三井住友海上のガイド任意保険により、事故が起こった後のアフターサービスも実施します。加えて、旅行者とガイドの位置情報を確認し合える迷子防止機能。迷子になっても安心の集合場所通知機能により、ツアー中のバックアップも行います。

留学生が日本の文化を広める社会を実現

続いて、「GUIBO」の今後の見通しについてです。まず、フェーズ1で学生数、旅行者数、観光資源の3点のそろう大阪でプロダクトをリリースし、サービスを固めていきます。その後、ハブである大阪から兵庫県、奈良県、和歌山県など、地方へ創客可能であるか検討します。
フェーズ2では、観光資源はあるが、近隣にハブのない岡山県でサービスの需要を確認します。フェーズ1、2ともに需要が見込まれれば、最終段階である全国展開をフェーズ3で実行し、「GUIBO」を中心としてさまざまな市場へ創客を可能にします。

「GUIBO」の今後の可能性について、「GUIBO」は旅行者に点ではなく面で接することで、旅行者の潜在的なニーズを引き出し、そのニーズを自治体と連携して新たな価値を生み出すことができます。
また、学期初めに入学する留学生に、まずは旅行者として「GUIBO」を利用してもらい、その後、ガイドとなってもらうサイクルをつくることにより、留学生が日本の文化を広める社会を実現します。
マネタイズとしては、これらのことが実行可能です。

以上、「人と人のつながりで旅行をアップデートする」。GUIBO 代表久保駿貴でした。ご静聴、ありがとうございました。

(会場拍手)

司会:久保さん、ありがとうございます。

それでは、以上で全てのピッチプレゼンが終了となります。
いま一度、終了しました登壇者の皆様に大きな拍手をお送りください。

(会場拍手)